美酒王国である秋田県には30蔵ほどの清酒蔵があります。そのうちの有志5者の蔵元が結成した有志会で、2010年に「技術交流」「情報交換」を目的に活動を開始しました。
彼らは、各自が経営者だけでなく、自らが酒造りを行う製造技術者でもあり、日本酒の新たな発見と創造を表現する「蔵元技術集団」が「NEXT5」なのです。
そんな「NEXT5」を蔵を訪ねた時の写真と共にご紹介いたします。

白瀑・山本 秋田県八峰町・山本合名会社

世界遺産・白神山地の天然湧水で育まれた米と水で醸される味わい深い酒「白瀑」「山本」。
明治34年(1901年)、日本海沿岸の漁村、八森村(現八峰町)に創業した蔵元で、「白瀑(シラタキ)」の酒名で長く愛されています。
蔵の近くに1100有余年にわたって、清涼なる瀑水の音を轟かせる滝「白瀑」があります。
この滝を落とす山の中腹に湧き出る天然水の恵みを受けて、米造り、酒造りを行っています。
そして、「山本」ブランドは山本合名会社6代目山本友文氏が「品質向上」を誓い、最初から最後までの行程全てに自らが関わっています。「酒造りは米造りから」を徹底させ、自社の仕込み水が100%流れ込む棚田で蔵元自らが酒米の栽培を開始し、その約半分を無農薬&無化学肥料栽培で行っています。なお精米も自社で行っています。そして自身が作ったお酒に『山本』という名前をつけて「山本」ブランドが誕生。今では『白瀑』同様『山本』もお酒好きには認知されるブランドとなっています。平成22年から醸造アルコール添加を廃止し、純米、純米吟醸、純米大吟醸のみを生産する純米蔵となりました。良質な米と水、蔵人の和と蔵内に流れるビートルズの音楽、「NEXT5の切り込み隊長」といわれる山本社長の良酒への思いと遊び心で育まれる美酒です。

山本合名会社入口
蔵・事務所入口
白瀑
精米所
山本さん(麹室の前で)
仕込み蔵

春霞 秋田県美郷町 合名会社栗林酒造店

国土庁から『水の郷』として認定された秋田県仙北郡美郷町六郷。この水の郷に明治7年創業の栗林酒造店はあります。奥羽山脈のふもと、扇状地の上にあるため地下水が豊富で、町中には六十箇所以上の清水が湧き出ており、各家庭でも地下水を汲み上げて使用するのが一般的です。
春霞の仕込水は、地下約25メートルから汲み上げた地下水です。地下水の温度は年間を通して約12度前後、水質は軟水。その軟水から生まれる美酒は「やわらかく素直な味わいと香り、透明感のある酒」スマートで優しくおだやかな味わいなので、料理と一緒に飲んで、その料理を引き立てる「食中酒」にもってこいのお酒です。昭和初期に建てられた仕込み蔵は、「一本蔵」と呼ばれており、それはトンネルようで一直線に続きその全長は100メートルに及びます。入口から「酒米を蒸すエリア」、「麹室」、「仕込み場」、「貯蔵庫」
と続き、その配置は酒造りに適していると考えられています。現在は「美郷錦」の本場として酒米造りにも力を入れており平成16年には「美郷酒米研究会」を立ち上げ、美郷錦などを契約栽培で生産しています。
その秋田県産米をと9号酵母を主原料にして代表社員であり杜氏の栗林 直章 氏が若い蔵人達と丁寧に仕込んでいます。「NEXT5の良心」とも言われており その優しく穏やかな人柄の良さが酒質にも反映されているのかと想わせる美味しさです。

蔵入口
栗林さん(麹室の前で)
一本蔵

一白水成 秋田県南秋田郡五城目町 福禄寿酒造株式会社

福禄寿酒造は江戸・元禄元年(1688年)初代渡邉彦兵衛氏が酒造りを始め、創業300有余年にのぼる歴史ある蔵元です。平成8年には蔵の事務所・住宅・上蔵・下蔵が国登録有形文化財に指定されました。
秋田県内では『福禄寿』として知られるブランドですが、白いお米と水から成る一番旨い酒『一白水成』は東京農大出身 16代目蔵元「渡邉康衛」さんと、山内杜氏「一関 仁」さんが二人三脚で生み出した、「高品質のお酒」「主に県外向けの限定酒」として、蔵の個性を最大限に引き出した美味しいお酒を想い、二人の若い造り手の思いを世に問うて2006年に発売された新ブランドです。飲んでいただく方への、心から愉しんでいただきたい思いと、蔵人の心から愉しむ酒造りへの想いを会社理念として日々努力しております。五城目酒米研究会メンバーの契約栽培による地元秋田県産の酒米を主に使用して、その米の旨味を引き出せる一白水成の目指す酒質に適した仕込み水「中硬水」で仕込まれます。
味わいは総じて果実味たっぷりの吟醸香、ジューシーな味わい(エキス)、ボリューム感のある米の旨味がほのかな甘みとあいまって広がり、軽快さも兼ね備えているのでバランスが良く、後味のキレと余韻が秀逸のお酒です。その芳醇無比な味わいで全国の地酒ファンの絶大な人気を誇る「NEXT5の最終兵器」。

蔵入口
蔵入口
米袋
仕込み蔵

新政 秋田市大町 新政酒造株式会社

新政酒造は1852年創業。酒名は明治政府が、その施政の大綱とした「新政厚徳(しんせいこうとく)」から戴いたものです。意味は「厚き徳をもって新しい政(まつりごと)をなす」という意味です。
また6号酵母発祥の蔵としても知られています。6号酵母は昭和5年に分離され、昭和10年に日本醸造協会より「きょうかい六号酵母」として発売された酵母で、現在市販されている酵母の中では最古のもの。
現在、蔵で使用する酵母は「6号酵母」のみとし、使用米は秋田県産米のみを使用した純米造り、酒母には、天然の乳酸菌を活用する伝統製法「生酛」のみを採用しています。
≪6号酵母+秋田県産米+純米造り+生酛≫で日本酒業界に旋風を巻き起こしているのが新政酒造8代目蔵元「佐藤祐輔」社長。ライターから酒造家(経営者)となり実家に戻り、製造・運営・流通において様々な改革を行い、「NEXT5のびっくり箱」という異名を持つ氏のアイディアから生み出されるお酒はクラシックな造りでありながらも味わいは革新的で、時にはユーモア溢れる斬新な味わい(しかも美味しい)の作品を生み出し、酒造関係者、酒販店、飲食店、愛飲家から注目されています。

蔵入口
蔵入口
仕込み蔵

ゆきの美人 秋田市楢山登町 秋田醸造株式会社

創業は大正8年。3代目である小林忠彦社長が就任した翌年の平成12年に新社屋を建設。完成を機に、全ての仕込みを小容量の大吟醸用タンクとし、通年で低温管理貯蔵出来る設備も整えました。
新社屋はマンションの一階にありその現代的な施設の中で1年を通して酒造りを行うことが出来ます。
秋田の伝統に磨かれた手法と素材と手造りにこだわった純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒のみを製造しております。最先端の酒造技術を駆使し、雪解けの水のごとき美麗な新世代の日本酒を醸す「NEXT5の先導者」、小林社長の造り出すお酒は様々な酒造好適米を使用しながらも、それぞれの米の旨味(甘味)と酸味の効いた爽快な味わい、キレの良い後口、いずれも絶妙なバランスで表現される美酒です。

蔵入口
仕込み蔵
麹室内
日本酒蔵元の一覧
本格焼酎蔵元の一覧
梅酒・和リキュール蔵元の一覧

営業日

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2018年8月
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                 水曜日は定休日です。